Excelでフォームを表示するプログラムの動作確認を行なう。

今回は、メール送信用のユーザーフォームを表示するプログラムの動作確認を行なってみましょう。

【1】Excelのファイル「メール送受信.xls」を開きます。


【2】これまでと違って、ファイルを開く時に、メッセージが表示されるようになります。

mail-43.gif

このメッセージが表示されるのは、前回にVBEを使って、VBA言語でプログラミングしたからです。

あなたが、自分自身で作成したプログラムなので、安全です。


【3】「マクロを有効にする」ボタンを選択します。

mail-44.gif

あとは今まで通り操作できます。


【4】Excelの画面が開きました。

mail-45.gif


【5】ワークシートを「送信」に切り換えます。

mail-46.gif

ファイルを開いた時に、既に「送信」になっている場合は、一度他のワークシートにしてから、再度「送信」に切り換えてください。


【6】フォーム「frm送信」が表示されました。

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このフォームが表示されたのは、イベントプロシージャに、プログラムを書いているからです。

シート「送信」が稼動時のプログラム

Private Sub Worksheet_Activate()
  frm送信.Show
End Sub


フォーム「frm送信」を表示するだけの簡単なプログラムです。


【7】次は「メール送信ボタン」をクリックしてみましょう。

mail-48.gif

何も起こらないはずです。

このコマンドボタンをクリックした時のプログラムは、まだ書いていないからです。


【8】フォームを閉じる時は、「閉じる」ボタンをクリックします。

mail-49.gif


【9】フォームが閉じました。

mail-50.gif


【10】Excelのファイル「メール送受信.xls」を閉じます。


これでプログラムの動作確認は完了です。

上手く動作しなかった場合は、Step5に戻り、もう一度プログラムを確認してください。


【補足】
(1)フォームを表示する方法について
フォームを表示する方法は、他にもいろいろあります。

例えばワークシートに直接コマンドボタンを配置したり、ツールバーにすることも可能です。

今回のように、ワークシートを切り換えた時に自動的に表示すると、簡単に表示でき、不要な時はフォームを閉じれば、そのままExcelの作業を続けられるメリットがあります。


(2)動作確認の方法について
Excelでプログラミングを行なうと、ファイルを開く時に、メッセージが表示されることがわかったと思います。

実はVBEには、Excelを表示するボタンが用意されています。

mail-42.gif

このボタンを使えば、動作確認が簡単にできます。わざわざExcelを開き直す必要はありません。

そこで次からは、このボタンを使ってExcelの画面を表示して、動作確認するようにしてください。システム開発が楽になります。

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