【1】Excelのファイル「メール送受信.xls」を開きます。
【2】これまでと違って、ファイルを開く時に、メッセージが表示されるようになります。
このメッセージが表示されるのは、前回にVBEを使って、VBA言語でプログラミングしたからです。
あなたが、自分自身で作成したプログラムなので、安全です。
【3】「マクロを有効にする」ボタンを選択します。
あとは今まで通り操作できます。
【4】Excelの画面が開きました。
【5】ワークシートを「送信」に切り換えます。
ファイルを開いた時に、既に「送信」になっている場合は、一度他のワークシートにしてから、再度「送信」に切り換えてください。
【6】フォーム「frm送信」が表示されました。
このフォームが表示されたのは、イベントプロシージャに、プログラムを書いているからです。
シート「送信」が稼動時のプログラム
Private Sub Worksheet_Activate()
frm送信.Show
End Sub
フォーム「frm送信」を表示するだけの簡単なプログラムです。
【7】次は「メール送信ボタン」をクリックしてみましょう。
何も起こらないはずです。
このコマンドボタンをクリックした時のプログラムは、まだ書いていないからです。
【8】フォームを閉じる時は、「閉じる」ボタンをクリックします。
【9】フォームが閉じました。
【10】Excelのファイル「メール送受信.xls」を閉じます。
これでプログラムの動作確認は完了です。
上手く動作しなかった場合は、Step5に戻り、もう一度プログラムを確認してください。
【補足】
(1)フォームを表示する方法について
フォームを表示する方法は、他にもいろいろあります。
例えばワークシートに直接コマンドボタンを配置したり、ツールバーにすることも可能です。
今回のように、ワークシートを切り換えた時に自動的に表示すると、簡単に表示でき、不要な時はフォームを閉じれば、そのままExcelの作業を続けられるメリットがあります。
(2)動作確認の方法について
Excelでプログラミングを行なうと、ファイルを開く時に、メッセージが表示されることがわかったと思います。
実はVBEには、Excelを表示するボタンが用意されています。
このボタンを使えば、動作確認が簡単にできます。わざわざExcelを開き直す必要はありません。
そこで次からは、このボタンを使ってExcelの画面を表示して、動作確認するようにしてください。システム開発が楽になります。